DAY AND NIGHT


善と悪はどこからやってくるのか



世の中に二択で用意されてるものなのか。
「世界の皆さん、これは悪!これは善です!」
ってものが"世の中には"あるんだろう。

それにみんな従わないといけなくて
(法律とかあってね。)


私は映画みながら、今までの価値観が
変動してくのを終始 感じていた!!


世界自体には、"善悪の決まりはない"かも


多分、人の分だけ
心にそれぞれ2つ持ってて
人間の数だけの善悪がある


"法律だから" "決まりだから" だけで解決するのは
マジョリティに依存する人間の怠惰な感性


だから法律も人も完璧じゃないんだね。


考えようとしない人は、人間である意味がない

既存に依存をしては いけないのかも。


それでもその中で、自分の善と悪を見つめ
確立させたとして、それがただしいのか
どうなのかは生きてく中で
人に教わるしかないことかもしれない


「アカシにとって正しいってなに?」

「大切な人を守ること」と答えた明石に
奈々が「アカシは守れたの?」と聞いたように。



多数派だから"安全圏の精神者ですね"と
太鼓判を押せるわけじゃないからね
その中に潜む悪もあるから


反対に、少数派だからって異常者じゃない。

これは、奈々がそうかな?


空が緑に見えたりするし、違うものを見てるし
なにその顔、、ってドキっとする顔するけど、
自分の立ち位置を把握した振る舞いかた。

17歳らしさ。子供の顔、大人の顔。

明石の善悪を案じて何度も声をかけた

白い心の持ち主。


彼女の存在がこの映画の昼と夜を分けてた!
デイを、一層、輝かせていたよね!!!

もちろんその他にもすごいテクニックで
昼と夜の対比を描いてたけど!!!!


昼と夜の映し方やばかったなぁ…


ストーリーの全体が ほとんど
「昼」と「夜」どちらかで描かれてて、

主人公の明石だけはどちらも持ってない
"曇り空"みたいな存在で
のちに、"完全にデイとナイトを生き始める"

その描写がもーほんとかっこよかったね
すごい役者さんたちだー。



施設の子供達のお遊戯練習の日常は
夜のショーパブ女のダンスと対比され


施設の子供達の昼間のおにごっこは、
夜の街でアカシが乱闘しておにごっこ

画的にも、はっきりこのタイトルの
デイアンドナイトを意識させてて。


そこからもお、たくさん起こるんだけど
語りきれない、何だか言葉にするのが惜しい
心をこのままちょっと覗いてほしい(笑)



終盤の三宅のクソじいと直接対決のシーン
(やっちまえ)と本来のわたしなら思ってたけど
この映画を見てるそばから学んだんだ。


「勝者が正義になる無慈悲な世界」
だと思ってた私の価値観が変わっていた。


三宅のクソじいも「正義の行動するかー」
的な感じでナイト軍団を摘発させたけど、


でもそれ北村さんもやってたこと。
薬物売買のやつらをシメたりしたよね


・余談《この安藤政信さん!
親友の青司さんが、安藤政信すごいって
ゆってたけど意味わかったよ!!!

↑アオシさんは、がっちゃんの福袋動画を教えてくれた人だよw

(てか北村さん、ハシゴ酒に出てた
ガチ変態の人だね!!!w
この映画のメンツだったんだ。。
知らなかったワタシ昨日気付いた!)》



車盗んで子供達守ったのは北村の善だった
でも盗まれた側のドラマもあるから、
私たちにも善悪を決める権利ない


そいつも、こいつも、どいつも、あなたも私も
みんなに善と悪が備わってるはずだ


だから三宅を恨む役目は他人ではない。
三宅本人に委ねられることなんだね


泥まみれでぶんなぐり合うシーン
あれすごい良かった(良かったではないな、
なんだろ。到達点としてアツかった。)



主題歌の気まぐれ雲は、先に聴いてたから
かなり思い入れが深まってたんだけど
歌詞はとっても映画と同調してたね

奈々と明石の間の絆もそうだね。

《恋なのか 友か 愛なのか
これはきっと どれでもなくて
その全部だとわかるよ 今なら》



もう結構、上映中に何度か涙が落ちる瞬間
あったんだけど(明石がクソネズミ男wに
殴りかかって(3人に返り討ちにされるシーンとか)

(風車の草っ原で幻想の父親が出てきて、
明石と話していたとことか)

(三宅と対峙した時のドロだらけの
すごい殴り合いのところも!!)


この歌のイントロ流れた時も、三粒くらい涙が
おちた。ううう、とかの悲しいとか感動とか
じゃない、どうしようもない気持ちを
消化できない時の涙かな?たぶん。


久しぶりに涙なんて出たねー。


その歌も野田洋次郎?が作ってたんだね
ラッドウィンプスに今まで関心なくて、
(「君の名は」も好きじゃなくて)
(あ、でもスパークルとか劇中歌はすごい良いと
思ってるんだけど)

でも今回と、「そっけない」聴いてたから
すごいこの歌とそれは本当心にグーって
埋まって好きになっちゃってた!!



映画って出来上がったものを見せるモノ
だと思ってたんだけど、このデイアンドナイト
みんなに平等に材料をくれる映画だった


大抵の人は知らないふり見ないふりが得意で
真実や自分自身や無知である事の恐ろしさに
向き合う人の方が少ないはず


それを山田孝之一派の人たちは、というか私
山田孝之人間性を全然といっていいほど
知らないけど、あの映画を観たら、
断片的にだけど、よく理解できた。

人としてすごく大事なものを持ってて
現実を直視して生きてるすごい人達だと分かる


がっちゃんが大好きで憧れている理由も、
一部かもしれないけど分かった。


ほんと無知だった自分おそろしーわー
ってなりますこんなときも!


だけどこうして人に恵まれて、
たくさんのことを教えてもらえて
本当に縁だったり、自分以外の全てが
自分を成長させてくれるんだな、
何歳になっても永遠にね


この映画は本当に私が出逢えて良かった
と思う作品だったよ!!!

うまくまとめれないけど
まとめようと思うことが野暮ってかんじね

じゃあながくなったけど
(てゆってもまだほんとは書きたい)
すごい映画を教えてくれたがっちゃんに
めっちゃ感謝しなきゃ!



では、善と悪を胸にさようなら。